DNA鑑定に使える特殊検体

DNA鑑定に
使えるサンプル

DNA鑑定ができるサンプルは
「ヒトの細胞が付いている様々なモノ」

一般的なDNA鑑定機関では「口腔上皮」という検体を用いて検査を行います。これに対しseeDNAでは、口腔上皮に加えて「ヒトの細胞が付いている様々なモノ」を用いて親子の血縁関係を調べたり、浮気の疑惑を解決することが可能です。

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検査に使える様々なサンプルの確認

基本となる口腔上皮とは頬の内側にある粘膜組織のことで、検査用の綿棒で軽く擦り採るようにして採取します(生まれたばかりの赤ちゃんからも簡単に採取できます)。1本の綿棒で採取する検体で、100回程度のDNA検査が可能です。

一方、「ヒトの細胞が付いている様々なモノ」とは歯ブラシや髪の毛(体毛)、割りばし、コップ、衣類など人が触れた様々なモノのことです。このような口腔上皮以外の検体からは非常に微量のDNAしか得られないためDNA鑑定には高い技術力が求められますが、seeDNAには十分な技術力と経験があります。

たとえばseeDNAが最も多く解析する検体のひとつ「歯ブラシ」を例に挙げると、年間250検体程度の内、DNA鑑定の成功率は96%以上です。残りの4%以下は「被験者以外のDNAが混ざっている」「保管状態が悪くDNAが分解されている」といった特殊なケースなので、きちんと採取・保管されたモノであれば、検体中のDNAがどんなに微量でもほぼ間違いなく鑑定可能です。

他の検査機関の中にも上記のような口腔上皮以外の検体を用いてDNA鑑定ができると宣伝しているところがありますが、検査の成功率を数値で示している検査機関はseeDNAだけです。

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綿棒以外の検体を用いたDNA親子鑑定の成功率

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様々な検体を(口腔上皮以外)用いたDNA鑑定の活用例

  • 親子DNA鑑定(父子・母子)

    父親・母親と思われる対象人物が本当の父母かどうかという血縁関係を正確に調べるDNA型鑑定法です。 seeDNAでは、対象者の死亡や失踪などにより口腔上皮の採取ができない場合でも、歯ブラシや髪の毛、タバコの吸い殻など様々な検体を用いて鑑定を行うことができます。

  • 浮気検査

    愛するパートナーの浮気を疑った場合にも、様々な浮気の証拠物を用いて真実を知ることができます。例えば下着のシミ、ゴミ箱に捨てられたコンドーム、長い髪の毛、そのような怪しい浮気の証拠となるモノと依頼人の口腔上皮からDNAを抽出し、誰のモノなのかを確認することで、その検体が自分以外のDNAを持った人のものという証明が可能です。精液であれば誰のモノなのかを調べることもできます。

【業界唯一】依頼人のプライバシーを守るPマーク認定機関

家族や親戚との血縁関係を調べたことが、周りに知られると大きなトラブルになります。
seeDNAは国内のDNA鑑定機関として初めてプライバシー保護のPマークに認定されました。誰にも知られずこっそりと「人には言えない悩み」を安心してご相談いただくことができます。検査キットの受取り先も郵便局などに指定ができます。
また、土日も営業しておりますので、お悩みの際はいつでもお電話ください。

           

ご依頼の多い口腔上皮以外の検体

使用済みの歯ブラシ

seeDNAに依頼される口腔上皮以外の検体のうち最も数が多く、検査の成功率も高いのが「歯ブラシ」です。
歯ブラシは少なくとも1回以上使用されていることが必要で、できれば使用期間が3か月未満のものが望ましいでしょう。

ただし使用期間が長ければ良いというわけではなく、たとえば1年近く使用したものなどは雑菌が多くDNAを検出できないケースもあります。
他にもUV殺菌ライトに当てたものや、日光を長時間浴びたものなどはDNAが損傷してしまうため一般的なDNA鑑定には不向きですが、seeDNAだけの微量DNA解析技術により高い確率で96%以上の検査成功率が保証できます

※使用後、水洗いした歯ブラシも検体としてDNA鑑定可能です。お送りいただく際は、直射日光の当たらない場所で完全乾燥させたうえで保管をお願いします。

タバコの吸い殻

「タバコ」の吸い殻からもDNAを検出できます。DNA抽出をおこなう部分は、直接口を付けて吸ったフィルターです。1本でも検査は可能ですが、検査の成功率を上げるためできれば複数本(特に出生前DNA鑑定を行う場合は3本)の提出をお願いしています。

なおタバコの吸い方のクセによっては(たとえば「ほとんど唇に付けない」など)、DNAの検出が難しいケースもあるため注意が必要です。精度の低い業者によるミスも多く、過去のDNA鑑定に疑問をお持ちの方は、1度お気軽にご相談ください。

体毛(毛髪など)

髪の毛をはじめとする「体毛」も、よく利用されている検体です。父子鑑定など高精度のDNA鑑定が必要な場合は、毛根の付いた体毛を複数本(3本以上が目安)提出していただきます。毛根が無い毛髪につきましては、母系鑑定や同一人鑑定の検体としてご利用いただけます。

※「毛根の有無」は非常にポイントとなりますので、なるべく多くの体毛をご用意いただくことが好ましいです。

爪の切りくず

爪切り後の「爪」の切りくずも、DNAの抽出効率が良い検体になります。提出いただく検体の目安は、長さ2mm以上の爪が5片です。切ってから長期間が経過した爪はDNAの検出が難しくなるため、できるだけ1か月以内に採取・提出するようにしてください。

体液(精液など)

精液などの「体液」からのDNA検出も可能です。体液が染みこんだ下着やティッシュペーパーをお送りいただくこともできますし、コンドームに溜まった精液を検査用の綿棒に付着させる、あるいはコンドームの口を縛ってそのまま送っていただいても構いません。

ただし他人の体液と混ざったものはDNA情報が混在して鑑定不能になる可能性があるため、検体を採取する際は十分に注意してください。

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検体の種類と採取方法について

DNA鑑定の対象となる検体の種類とそれぞれの採取方法をご紹介します。

※なお口腔上皮以外の検体には通常検体(口腔上皮)と異なり「検査員による手作業」が必要です。このため、追加の鑑定日数と追加費用が発生します。

※追加の鑑定日数は検体提出のタイミングによって変動します。

通常検体

検体の種類 当社にお送りいただくもの
口腔上皮
検体の種類:口腔上皮
・当社にお送りいただくもの
弊社指定の綿棒
※頬の内側にあてて、軽く縦横10往復ほど擦ります。
※検体採取キットに同封します。

口腔上皮以外の検体

検体の種類 当社にお送りいただくもの 追加日数 追加費用
血液 2営業日 33,000円
精液 2営業日 33,000円
タバコ 2営業日 33,000円
歯ブラシ 2営業日 33,000円
割り箸 2営業日 33,000円
ガム 2営業日 33,000円
体毛 2営業日 33,000円
2営業日 33,000円
へその緒 2営業日 33,000円
耳垢 2営業日 33,000円
30営業日 100,000円
※特殊鑑定のみ
10営業日 33,000円
3営業日 50,000円
(要相談)
シェーバー 鑑定期間(+2日) 33,000円
その他 2日〜4週間ほど (要相談)
検体の種類:血液
・当社にお送りいただくもの
EDTA処理した血液0.01ml以上、もしくは直径5mm以上にわたり血液が付着した布地・ティッシュペーパーなど
追加日数:2営業日
追加費用:33,000円
検体の種類:精液
・当社にお送りいただくもの
精液が付着した布・ティッシュペーパー、コンドームなど
追加日数:2営業日
追加費用:33,000円
検体の種類:鼻水
・当社にお送りいただくもの
鼻水が付着したティッシュペーパー
追加日数:2営業日
追加費用:33,000円
検体の種類:タバコ
・当社にお送りいただくもの
吸い殻のフィルター部分を1本以上
追加日数:2営業日
追加費用:33,000円
検体の種類:歯ブラシ
・当社にお送りいただくもの
使用済みの歯ブラシ
追加日数:2営業日
追加費用:33,000円
検体の種類:割り箸
・当社にお送りいただくもの
使用済みの割り箸(自然乾燥させたもの)
追加日数:2営業日
追加費用:33,000円
検体の種類:ガム
・当社にお送りいただくもの
噛んだ後のガム(5分以上噛んだもの、もしくはシュガーレスのもの)
追加日数:2営業日
追加費用:33,000円
検体の種類:体毛
・当社にお送りいただくもの
毛根付きの体毛を3本以上(5本以上を推奨)
追加日数:2営業日
追加費用:33,000円
検体の種類:爪
・当社にお送りいただくもの
長さ2mm以上の切りくずを5片以上
追加日数:2営業日
追加費用:33,000円
検体の種類:へその緒
・当社にお送りいただくもの
乾燥状態のへその緒(長さ5mm以上を推奨)
追加日数:2営業日
追加費用:33,000円
検体の種類:耳垢
・当社にお送りいただくもの
2mg以上の耳垢が付着した耳かきや綿棒など
追加日数:2営業日
追加費用:33,000円
検体の種類:骨
・当社にお送りいただくもの
火葬されていない人骨
追加日数:30営業日
追加費用:100,000円
※特殊鑑定のみ
検体の種類:骨
・当社にお送りいただくもの
火葬後の人骨
追加日数:10営業日
追加費用:33,000円
検体の種類:歯
・当社にお送りいただくもの
抜歯後の歯(歯の内部が外気に触れたものは不可)
追加日数:3営業日
追加費用:50,000円(要相談)
検体の種類:シェーバー
・当社にお送りいただくもの
電気シェーバーのヘッド部分
追加日数:鑑定期間(+2日)
追加費用:33,000円
検体の種類:その他
・当社にお送りいただくもの
組織切片など
追加日数:2日〜4週間ほど
追加費用:(要相談)
           
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口腔上皮以外の検体の鑑定に追加費用が必要な理由とは

検体採取キットに同封の綿棒以外の検体については、検査員が手作業でDNA抽出を行います。
そのため追加費用と、追加日数が発生する形となっております。市販の綿棒などで口腔上皮を採取した場合でも追加費用(33,000円)がかかりますので、可能であれば、検体採取キットに同封の綿棒をご利用ください。

DNA鑑定に適した検体採取方法

DNA鑑定の成功率を上げるための「正しい検体採取方法」「正しい保管方法」を動画でご紹介します。

  • 正しい検体採取方法・正しい保管方法

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鑑定不能・再鑑定を防ぐには

seeDNAではほとんどの検体のDNA鑑定に成功しています。ただし不適切な方法で採取された検体や、採取後の保管方法によっては鑑定不能になったり、「再鑑定」という結果になってしまうケースもあります。

科捜研で行われる一般的なDNA鑑定では検査が難しい、下記のような検体でもseeDNAだけの微量DNA解析技術を用いることで高い確率で明確な結果が得られますが、検査の成功率を上げるためには早いうちに検査することが大事です。

    鑑定不能や再鑑定になりやすいケース

  • 検体が直射日光を長期間浴びてDNAが分解している
  • 検体採取から長期間経過しDNAが劣化している
  • 検体の保存状態が悪く細菌が繁殖している
  • 検体に複数の人物のDNAが混在している

鑑定不能や再鑑定という結果を避けるため、全ての検体の採取後はしっかりと乾燥させ(血液以外)、他人が触れないよう注意しながら、冷凍保存か直射日光の当たらない場所で保管してください。また検体の汚染やDNAの分解・劣化を避けるため、採取した検体は1日も早く当社へ送付してください。