【専門家が解説】DNA型を使った親子鑑定とは?

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2025.11.27

親子DNA鑑定

血縁検査

【専門家が解説】DNA型を使った親子鑑定とは?

【専門家が解説】DNA型を使った親子鑑定とは?仕組み・種類・検体・法的鑑定までわかりやすく解説

リライティング日 : 2026年 03月 21日

【要約】
親子DNA鑑定は、親から子へ受け継がれるDNAを比較して血縁関係を科学的に判定する検査です。本記事では出生前・出生後鑑定の違い、STRとSNPの解析方法、私的鑑定と法的鑑定の違い、利用可能な検体や注意点まで、専門家がわかりやすく解説します。

目次

◆ 親子DNA鑑定とは?

親子DNA鑑定とは
親子DNA鑑定は、親から子へ受け継がれるDNAを比べて血縁関係を調べる検査です。
DNAは半分ずつ父と母から受け継がれるため、特定の部分(DNAマーカー)を比較することで「親子かどうか」を統計的に判断できます (1)。
日本では、遺伝子検査に関する情報を厚生労働省も公開しており、検査の正しい理解が大切とされています (2)。

 

◆ 鑑定の対象:出生後・出生前

出生後鑑定(父子・母子)

出生後鑑定(父子・母子)

  • 生まれている子どもと父母の関係を調べる
  • ほほの内側を綿棒でこする"口腔上皮"が一般的
  • 痛みはほぼゼロで、子どもにも安全

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出生前鑑定(胎児と推定父)

出生前鑑定(胎児と推定父)

  • 妊娠中に胎児と父の関係を調べる
  • 母体の血液に含まれるセルフリー胎児DNA(cffDNA)を使う
  • 非侵襲性で、母子へのリスクが低い (3)

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◆ 鑑定方法:STRとSNPの違い

項目 STR(短い繰り返し配列) SNP(一塩基多型)
解析対象 DNAの繰り返し回数 DNA1文字(A/T/G/C)の違い
特徴 個人差が大きい・法医学で使用 断片化DNAでも解析可
主な用途 出生後鑑定・法的鑑定 出生前鑑定・微量DNA解析
精度 非常に高い 高い(数百~数千マーカー使用)

 

◆ 鑑定の種類:私的鑑定 vs 法的鑑定

私的鑑定 vs 法的鑑定

私的鑑定(個人確認)

  • 家族内で真実を知りたいときに利用
  • 身分証や立会いが不要
  • 裁判などの法的証拠には使えない

法的鑑定(裁判・調停で使用)

  • 認知、相続、在留資格などに必要
  • 本人確認・第三者立会い・検体管理(チェーン・オブ・カストディ)が必須 (4)
  • 家庭裁判所での手続きに対応した正式な鑑定書を発行

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◆ 検体の種類と注意点

検体の種類と注意点

使えるサンプル例:

  • 口腔上皮(最も一般的)
  • 毛根つき毛髪
  • 血痕・精液
  • 歯ブラシ・紙コップ・ストロー・吸い殻

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注:法的鑑定では口腔上皮のみ
理由:
本人確認が確実、採取方法が標準化されているため信頼性が高いためです。

◆ 鑑定を利用するときの注意点

鑑定を利用するときの注意点

項目

説明

検査の目的

DNAで親子関係を確認

出生後鑑定

子と父母の鑑定

出生前鑑定

胎児と推定父の鑑定

STR

繰り返し配列の比較

SNP

一塩基の違いを見る

私的鑑定

個人目的の鑑定

法的鑑定

裁判用の正式鑑定

主な検体

口腔上皮・毛髪など

検査機関選び

ISO認定や精度確認

seeDNA遺伝医療研究所は、国際品質規格ISO9001、プライバシー保護のPマーク認定を取得している遺伝子検査・DNA鑑定の専門機関です。

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よくあるご質問(FAQ)

Q1. 親子DNA鑑定の精度はどのくらいですか?

STR法を用いた親子鑑定では、親子関係肯定確率は99.999%以上、否定の場合は100%除外可能です。検査機関の品質管理体制によっても精度は左右されます。

Q2. 出生前鑑定は安全ですか?

seeDNAの出生前DNA鑑定は、母体の血液を採取するだけの非侵襲的検査(NIPP)のため、流産リスクなく胎児と推定父の血縁を判定できます。

Q3. 私的鑑定の結果は裁判で使えますか?

原則として使用できません。裁判や認知・相続などの手続きには、本人確認と第三者立会いを行う「法的鑑定」が必要です。

Q4. どんな検体が利用できますか?

口腔上皮(綿棒)が一般的ですが、毛根付き毛髪、血痕、歯ブラシ、紙コップ、ストロー、吸い殻なども特殊検体として利用可能です。ただし法的鑑定では口腔上皮のみとなります。

Q5. 検査機関を選ぶ際のポイントは?

ISO9001などの国際品質規格認証、Pマーク認定、解析実績、精度管理体制を確認することが重要です。

 

参考文献

(1) STR Analysis in Paternity Testing: Principles and Statistical Evaluation
『Forensic Science International: Genetics、2015年』

(2) 厚生労働省『遺伝学的検査に関する資料』

(3) Non-invasive Prenatal Testing Using Cell-Free Fetal DNA
『Nature Reviews Genetics、2012年』

(4) 法務省(家事事件Q&A)― 認知・親子関係手続きの基本情報


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著者情報

医学博士/遺伝子解析担当:A.M.

2015年東京医科歯科大学大学院 医学博士課程を修了後、同大学整形外科にて特任研究員および研究補佐員として勤務。
2018年より株式会社seeDNAに入社後、STR鑑定5,000件以上、NIPPT鑑定約4,000件以上の検査やデータ解析、研究開発などを担当。
正確性と品質管理を徹底することで、鑑定ミス「0」を継続中。これまで培った研究経験と分析力を活かし、お客様に安心と信頼をお届けできるよう、品質向上に日々取り組んでいます。

seeDNA遺伝医療研究所医学博士 富金 起範

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