【専門家が解説】DNA型を使った親子鑑定とは?仕組み・種類・検体・法的鑑定までわかりやすく解説
リライティング日 : 2026年 03月 21日
【要約】
親子DNA鑑定は、親から子へ受け継がれるDNAを比較して血縁関係を科学的に判定する検査です。本記事では出生前・出生後鑑定の違い、STRとSNPの解析方法、私的鑑定と法的鑑定の違い、利用可能な検体や注意点まで、専門家がわかりやすく解説します。
目次
- 親子DNA鑑定とは?
- 鑑定の対象:出生後・出生前
- 鑑定方法:STRとSNPの違い
- 鑑定の種類:私的鑑定 vs 法的鑑定
- 検体の種類と注意点
- 鑑定を利用するときの注意点
- よくあるご質問(FAQ)
- 参考文献
- 著者情報
◆ 親子DNA鑑定とは?

◆ 鑑定の対象:出生後・出生前
出生後鑑定(父子・母子)

- 生まれている子どもと父母の関係を調べる
- ほほの内側を綿棒でこする"口腔上皮"が一般的
- 痛みはほぼゼロで、子どもにも安全
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出生前鑑定(胎児と推定父)

- 妊娠中に胎児と父の関係を調べる
- 母体の血液に含まれるセルフリー胎児DNA(cffDNA)を使う
- 非侵襲性で、母子へのリスクが低い (3)
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◆ 鑑定方法:STRとSNPの違い
| 項目 | STR(短い繰り返し配列) | SNP(一塩基多型) |
|---|---|---|
| 解析対象 | DNAの繰り返し回数 | DNA1文字(A/T/G/C)の違い |
| 特徴 | 個人差が大きい・法医学で使用 | 断片化DNAでも解析可 |
| 主な用途 | 出生後鑑定・法的鑑定 | 出生前鑑定・微量DNA解析 |
| 精度 | 非常に高い | 高い(数百~数千マーカー使用) |
◆ 鑑定の種類:私的鑑定 vs 法的鑑定

私的鑑定(個人確認)
- 家族内で真実を知りたいときに利用
- 身分証や立会いが不要
- 裁判などの法的証拠には使えない
法的鑑定(裁判・調停で使用)
- 認知、相続、在留資格などに必要
- 本人確認・第三者立会い・検体管理(チェーン・オブ・カストディ)が必須 (4)
- 家庭裁判所での手続きに対応した正式な鑑定書を発行
◆ 検体の種類と注意点

使えるサンプル例:
- 口腔上皮(最も一般的)
- 毛根つき毛髪
- 血痕・精液
- 歯ブラシ・紙コップ・ストロー・吸い殻
注:法的鑑定では口腔上皮のみ
理由:本人確認が確実、採取方法が標準化されているため信頼性が高いためです。
◆ 鑑定を利用するときの注意点

|
項目 |
説明 |
|---|---|
|
検査の目的 |
DNAで親子関係を確認 |
|
出生後鑑定 |
子と父母の鑑定 |
|
出生前鑑定 |
胎児と推定父の鑑定 |
|
STR |
繰り返し配列の比較 |
|
SNP |
一塩基の違いを見る |
|
私的鑑定 |
個人目的の鑑定 |
|
法的鑑定 |
裁判用の正式鑑定 |
|
主な検体 |
口腔上皮・毛髪など |
|
検査機関選び |
ISO認定や精度確認 |
seeDNA遺伝医療研究所は、国際品質規格ISO9001、プライバシー保護のPマーク認定を取得している遺伝子検査・DNA鑑定の専門機関です。
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よくあるご質問(FAQ)
Q1. 親子DNA鑑定の精度はどのくらいですか?
STR法を用いた親子鑑定では、親子関係肯定確率は99.999%以上、否定の場合は100%除外可能です。検査機関の品質管理体制によっても精度は左右されます。
Q2. 出生前鑑定は安全ですか?
seeDNAの出生前DNA鑑定は、母体の血液を採取するだけの非侵襲的検査(NIPP)のため、流産リスクなく胎児と推定父の血縁を判定できます。
Q3. 私的鑑定の結果は裁判で使えますか?
原則として使用できません。裁判や認知・相続などの手続きには、本人確認と第三者立会いを行う「法的鑑定」が必要です。
Q4. どんな検体が利用できますか?
口腔上皮(綿棒)が一般的ですが、毛根付き毛髪、血痕、歯ブラシ、紙コップ、ストロー、吸い殻なども特殊検体として利用可能です。ただし法的鑑定では口腔上皮のみとなります。
Q5. 検査機関を選ぶ際のポイントは?
ISO9001などの国際品質規格認証、Pマーク認定、解析実績、精度管理体制を確認することが重要です。
参考文献
(3) Non-invasive Prenatal Testing Using Cell-Free Fetal DNA
『Nature Reviews Genetics、2012年』
(4) 法務省(家事事件Q&A)― 認知・親子関係手続きの基本情報
【専門スタッフによる無料相談】
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著者情報
医学博士/遺伝子解析担当:A.M.
2015年東京医科歯科大学大学院 医学博士課程を修了後、同大学整形外科にて特任研究員および研究補佐員として勤務。
2018年より株式会社seeDNAに入社後、STR鑑定5,000件以上、NIPPT鑑定約4,000件以上の検査やデータ解析、研究開発などを担当。
正確性と品質管理を徹底することで、鑑定ミス「0」を継続中。これまで培った研究経験と分析力を活かし、お客様に安心と信頼をお届けできるよう、品質向上に日々取り組んでいます。

