リライティング日 : 2026年 03月 26日
【要約】
DNA鑑定は、選ぶ検査の種類によって判明する血縁関係が異なります。本記事では親子鑑定・祖父母孫鑑定・兄弟姉妹鑑定・Y-STR・mtDNA鑑定など、代表的なDNA鑑定の仕組みと特徴、検査結果の見方を専門家が解説します。
目次
- DNA鑑定の基礎 ― STR・Y-STR・mtDNAの違い
- 血縁DNA鑑定の種類と特徴
- 鑑定の種類一覧表
- 検査結果の見方と注意点
- seeDNA遺伝医療研究所に相談するメリット
- よくある質問(FAQ)
- 参考文献
- 著者情報
◆ DNA鑑定の基礎 ― STR・Y-STR・mtDNAの違い

DNA鑑定では、人によって長さが異なるSTR(短い反復配列)を分析することで、血縁関係を判断します。
子どもは父親と母親からそれぞれ半分ずつDNAを受け継ぐため、複数のSTR領域を比較することで、親子関係がどれだけ成立しているかを高い精度で評価できます。
一方で、家系をより広くたどりたい場合には、目的に応じて別のDNA領域を利用します。
- Y染色体STR(Y-STR):父から息子へ受け継がれ、父方の系統解析に有効
- ミトコンドリアDNA(mtDNA):母からすべての子へ受け継がれ、母方の家系確認に適する
このように、調べるDNAの種類を使い分けることで、親子関係だけでなく、父系・母系のルーツや広い血縁関係まで詳しく解析できます(1)。
◆ 血縁DNA鑑定の種類と特徴

親子鑑定(父子・母子)
STR解析により生物学的な親子関係を評価し、高精度の統計計算にもとづいて父権・母権肯定確率として示されます。
➡ 高精度親子DNA鑑定の詳細はこちら
➡ お申込み/キット購入
祖父母孫鑑定
父母が検査に参加できない場合に、祖父母と孫のDNAから親子関係を間接的に推定します。
兄弟姉妹鑑定
全きょうだい・半きょうだい・非血縁のどれに該当するかを、共有STRの割合から評価します。
叔父叔母甥姪鑑定
父母の兄弟と甥姪のDNAを比較し、片親の血縁関係を推定します。
双子鑑定
一卵性か二卵性かをSTRで判別します。
母系鑑定(ミトコンドリア鑑定)
母系の遺伝子であるmtDNAの一致パターンから、母方家系の血縁を確認します(2)。
父系鑑定(Y-STR鑑定)
Y染色体STRを利用し、父方男性ラインの系統を解析します(3)。
\あらゆる血縁の悩みを解決/
➡ 血縁DNA鑑定の詳細はこちら
個人プロフィール作成
将来の身元確認のためにSTRプロファイルを保存します。
同一人鑑定
複数の検体が同一人物に由来するかどうかを判定します。
\現場に残された証拠から個人を特定/
➡ DNAプロファイルの詳細はこちら
◆ 鑑定の種類一覧表
| 鑑定名 | 主な対象関係 | 主なDNA領域 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| 親子鑑定 | 親と子 | 常染色体STR | 親子確認・認知 |
| 祖父母孫鑑定 | 祖父母と孫 | 常染色体STR | 親不在時の推定 |
| 兄弟姉妹鑑定 | 兄弟姉妹 | 常染色体STR | 全・半きょうだい判定 |
| 叔父叔母甥姪鑑定 | 叔父叔母と甥姪 | 常染色体STR | 片親血縁推定 |
| 双子鑑定 | 双子 | 常染色体STR | 一卵性・二卵性判定 |
| 母系鑑定 | 母系親族 | mtDNA | 母系確認・遺骨照合 |
| 父系鑑定 | 父系男性親族 | Y-STR | 父系確認・系図研究 |
| 個人プロフィール | 本人 | STR | 将来の身元確認 |
| 同一人鑑定 | 検体同士 | STR等 | 同一人物確認 |
◆ 検査結果の見方と注意点

親子鑑定では一般に、
- 99.99%以上:生物学的親子関係が強く支持される
- 0%:生物学的な親子関係が成立しない
と解釈されます。これらは国際基準に沿った一般的な解釈です。
検体品質が悪い場合はDNAが分解し解析が困難になるため、口腔粘膜採取が推奨されます。
\他社で断られた検体でも大丈夫/
➡ 特殊親子DNA鑑定の詳細はこちら
➡ お申込み/キット購入
◆ seeDNA遺伝医療研究所に相談するメリット

seeDNA遺伝医療研究所は国内自社ラボでDNA鑑定を実施しており、国際基準を満たす設備と品質管理体制が整っています。
再鑑定保証・返金制度・プライバシーマーク取得など、利用者が安心して依頼できる環境が提供されています。
各種DNA鑑定の費用・期間についてはこちらをご覧ください。
◆ よくある質問(FAQ)
Q1. DNA鑑定で何が分かりますか?
選ぶ検査の種類によって異なりますが、親子関係、兄弟姉妹関係、祖父母孫関係、父系・母系のルーツ、同一人物かどうかなど、幅広い血縁関係を科学的に判定できます。
Q2. 親子鑑定と血縁鑑定の違いは何ですか?
親子鑑定は親と子の生物学的関係を直接判定するものですが、血縁鑑定は祖父母・兄弟姉妹・叔父叔母など、より広い親族関係を推定する検査です。
Q3. Y-STR鑑定とmtDNA鑑定はどう違いますか?
Y-STRは父から息子へ受け継がれるY染色体を解析し父系を確認します。mtDNAは母から全ての子へ受け継がれるミトコンドリアDNAを解析し母系を確認します。
Q4. 親子鑑定の精度はどの程度ですか?
国際基準に基づき、生物学的親子関係が成立する場合は99.99%以上、否定される場合は0%という結果で示されます。
Q5. 古い検体や微量の検体でも鑑定できますか?
seeDNAでは特殊検体に対応した高精度鑑定が可能です。ただし検体品質によってはDNAが分解している場合があり、口腔粘膜採取が最も推奨されます。
参考文献
(1) 科学警察研究所:DNA型鑑定指針(PDF)『警察庁、2024年』
(2) Mitochondrial DNA in Human Identification: A Review
『Forensic Science International: Genetics、2015年』
(4) STR Analysis and Its Role in Forensic and Paternity Testing
『Transfusion Medicine Reviews、2015年7月』
【専門スタッフによる無料相談】
\seeDNA遺伝医療研究所のお客様サポート/
ご不明点などございましたら、弊社フリーダイヤルへお気軽にご連絡ください。
\土日も休まず営業中/
営業時間:月~日 9:00~18:00 ※祝日を除く
0120-919-097
著者
医学博士/遺伝子解析担当:A.M.
2015年東京医科歯科大学大学院 医学博士課程を修了後、同大学整形外科にて特任研究員および研究補佐員として勤務。
2018年より株式会社seeDNAに入社後、STR鑑定5,000件以上、NIPPT鑑定約4,000件以上の検査やデータ解析、研究開発などを担当。
正確性と品質管理を徹底することで、鑑定ミス「0」を継続中。これまで培った研究経験と分析力を活かし、お客様に安心と信頼をお届けできるよう、品質向上に日々取り組んでいます。

