【専門家が解説】どんなことが分かる?DNA鑑定の種類と検査項目

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2025.12.09

親子DNA鑑定

【専門家が解説】どんなことが分かる?DNA鑑定の種類と検査項目

リライティング日 : 2026年 03月 26日

【要約】
DNA鑑定は、選ぶ検査の種類によって判明する血縁関係が異なります。本記事では親子鑑定・祖父母孫鑑定・兄弟姉妹鑑定・Y-STR・mtDNA鑑定など、代表的なDNA鑑定の仕組みと特徴、検査結果の見方を専門家が解説します。

目次

◆ DNA鑑定の基礎 ― STR・Y-STR・mtDNAの違い

DNA鑑定の基礎 ― STR・Y-STR・mtDNAの違い

DNA鑑定では、人によって長さが異なるSTR(短い反復配列)を分析することで、血縁関係を判断します。

子どもは父親と母親からそれぞれ半分ずつDNAを受け継ぐため、複数のSTR領域を比較することで、親子関係がどれだけ成立しているかを高い精度で評価できます。

一方で、家系をより広くたどりたい場合には、目的に応じて別のDNA領域を利用します。

  • Y染色体STR(Y-STR):父から息子へ受け継がれ、父方の系統解析に有効
  • ミトコンドリアDNA(mtDNA):母からすべての子へ受け継がれ、母方の家系確認に適する

このように、調べるDNAの種類を使い分けることで、親子関係だけでなく、父系・母系のルーツや広い血縁関係まで詳しく解析できます(1)。

◆ 血縁DNA鑑定の種類と特徴

血縁DNA鑑定の種類と特徴

親子鑑定(父子・母子)

STR解析により生物学的な親子関係を評価し、高精度の統計計算にもとづいて父権・母権肯定確率として示されます。

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祖父母孫鑑定

父母が検査に参加できない場合に、祖父母と孫のDNAから親子関係を間接的に推定します。

兄弟姉妹鑑定

全きょうだい・半きょうだい・非血縁のどれに該当するかを、共有STRの割合から評価します。

叔父叔母甥姪鑑定

父母の兄弟と甥姪のDNAを比較し、片親の血縁関係を推定します。

双子鑑定

一卵性か二卵性かをSTRで判別します。

母系鑑定(ミトコンドリア鑑定)

母系の遺伝子であるmtDNAの一致パターンから、母方家系の血縁を確認します(2)。

父系鑑定(Y-STR鑑定)

Y染色体STRを利用し、父方男性ラインの系統を解析します(3)。

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個人プロフィール作成

将来の身元確認のためにSTRプロファイルを保存します。

同一人鑑定

複数の検体が同一人物に由来するかどうかを判定します。

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◆ 鑑定の種類一覧表

鑑定名 主な対象関係 主なDNA領域 主な用途
親子鑑定 親と子 常染色体STR 親子確認・認知
祖父母孫鑑定 祖父母と孫 常染色体STR 親不在時の推定
兄弟姉妹鑑定 兄弟姉妹 常染色体STR 全・半きょうだい判定
叔父叔母甥姪鑑定 叔父叔母と甥姪 常染色体STR 片親血縁推定
双子鑑定 双子 常染色体STR 一卵性・二卵性判定
母系鑑定 母系親族 mtDNA 母系確認・遺骨照合
父系鑑定 父系男性親族 Y-STR 父系確認・系図研究
個人プロフィール 本人 STR 将来の身元確認
同一人鑑定 検体同士 STR等 同一人物確認

◆ 検査結果の見方と注意点

検査結果の見方と注意点

親子鑑定では一般に、

  • 99.99%以上:生物学的親子関係が強く支持される
  • 0%:生物学的な親子関係が成立しない

と解釈されます。これらは国際基準に沿った一般的な解釈です。

検体品質が悪い場合はDNAが分解し解析が困難になるため、口腔粘膜採取が推奨されます。

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◆ seeDNA遺伝医療研究所に相談するメリット

seeDNA遺伝医療研究所に相談するメリット

seeDNA遺伝医療研究所は国内自社ラボでDNA鑑定を実施しており、国際基準を満たす設備と品質管理体制が整っています。
再鑑定保証・返金制度・プライバシーマーク取得など、利用者が安心して依頼できる環境が提供されています。

各種DNA鑑定の費用・期間についてはこちらをご覧ください。

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◆ よくある質問(FAQ)

Q1. DNA鑑定で何が分かりますか?

選ぶ検査の種類によって異なりますが、親子関係、兄弟姉妹関係、祖父母孫関係、父系・母系のルーツ、同一人物かどうかなど、幅広い血縁関係を科学的に判定できます。

Q2. 親子鑑定と血縁鑑定の違いは何ですか?

親子鑑定は親と子の生物学的関係を直接判定するものですが、血縁鑑定は祖父母・兄弟姉妹・叔父叔母など、より広い親族関係を推定する検査です。

Q3. Y-STR鑑定とmtDNA鑑定はどう違いますか?

Y-STRは父から息子へ受け継がれるY染色体を解析し父系を確認します。mtDNAは母から全ての子へ受け継がれるミトコンドリアDNAを解析し母系を確認します。

Q4. 親子鑑定の精度はどの程度ですか?

国際基準に基づき、生物学的親子関係が成立する場合は99.99%以上、否定される場合は0%という結果で示されます。

Q5. 古い検体や微量の検体でも鑑定できますか?

seeDNAでは特殊検体に対応した高精度鑑定が可能です。ただし検体品質によってはDNAが分解している場合があり、口腔粘膜採取が最も推奨されます。

参考文献

(1) 科学警察研究所:DNA型鑑定指針(PDF)『警察庁、2024年』

(2) Mitochondrial DNA in Human Identification: A Review
『Forensic Science International: Genetics、2015年』

(3) Y-Chromosome Short Tandem Repeats in Forensic
and Paternity Analysis『Forensic Science International: Genetics、2017年』

(4) STR Analysis and Its Role in Forensic and Paternity Testing
『Transfusion Medicine Reviews、2015年7月』

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著者

医学博士/遺伝子解析担当:A.M.

2015年東京医科歯科大学大学院 医学博士課程を修了後、同大学整形外科にて特任研究員および研究補佐員として勤務。
2018年より株式会社seeDNAに入社後、STR鑑定5,000件以上、NIPPT鑑定約4,000件以上の検査やデータ解析、研究開発などを担当。
正確性と品質管理を徹底することで、鑑定ミス「0」を継続中。これまで培った研究経験と分析力を活かし、お客様に安心と信頼をお届けできるよう、品質向上に日々取り組んでいます。

seeDNA遺伝医療研究所医学博士 A.M.