【専門家が解説】「老い」は治療できる病気だった?人生100年時代の新常識
「人は誰でも老いるもの」。この長年の常識が、科学の進歩により今、根底から覆されようとしています。本日から3回にわたり、最新科学が解き明かす「老化とDNAの真実」についてお届けします。
◆ 老化の正体:物理的な「故障」の蓄積

鏡に映るシワや体力の低下を、単なる「年齢のせい」と諦めていませんか?
しかし、最新の分子生物学が定義する老化とは、曖昧な自然現象ではなく、細胞レベルで起きる具体的な物理的エラーの蓄積です[1]。
主な原因は以下の3点に集約されます。
つまり、老化とは不可避な運命ではなく、「治療可能な物理的故障」なのです。

◆「老化=疾患」と捉える世界的潮流

この認識は世界的なスタンダードになりつつあります。
WHO(世界保健機関)の国際疾病分類(ICD-11)改訂の議論においても、老化現象を単なる加齢ではなく、医学的に管理・介入(治療)すべき対象として捉えるパラダイムシフトが起きています[2]。
◆ まずは「自分の設計図」を知ることから

では、私たちはどう備えるべきでしょうか。その答えは、自身の「遺伝子」を知ることにあります。
老化の進行速度や弱点となる臓器は、生まれ持ったDNAの設計図に深く刻まれています。国内でもこの実装は始まっており、seeDNA遺伝医療研究所は2026年1月より、遺伝子検査に「老化速度」の項目を追加しました。
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参考文献
DNAに刻まれた、健康リスクや体質、才能の遺伝的な傾向、祖先のルーツ、親子の繋がりを調べてみませんか?
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著者
医学博士/富金 起範
筑波大学、生体統御・分子情報医学修士/博士課程卒業
2017年に国内初となる微量DNA解析技術(特許7121440)を用いた出生前DNA鑑定(特許7331325)を開発

