リライティング日 : 2026年 04月 26日
【要約】
NIPT(新型出生前検査)は妊婦健診とは目的・手続き・費用が異なる独立した検査です。本記事では、妊婦健診とNIPTの違い、検査の流れ、費用について医学的・制度的観点から解説します。
目次
- 妊婦健診とは何をするもの?
- NIPTとはどのような検査?
- なぜ妊婦健診とは別扱いなのか?
- 実際にNIPTを受ける流れ
- まとめ:NIPTは「妊婦健診の延長」ではない
- seeDNAへのご相談
- よくある質問(FAQ)
- 参考文献
- 監修者情報
結論:NIPTは通常の妊婦健診とは別に受ける必要があります。
NIPT(新型出生前検査)は妊婦健診の「ついで」に行われる検査ではなく、目的・手続き・費用のすべてが異なる独立した検査です。本記事では、妊婦健診とNIPTの違いを医学的・制度的にわかりやすく解説します。
◆ 妊婦健診とは何をするもの?

- 妊娠高血圧症候群の早期発見
- 妊娠糖尿病のスクリーニング
- 胎児発育の確認
- 切迫早産などの合併症の管理
- 感染症の検査
- 血圧測定
- 体重測定
- 尿検査
- 胎児心拍確認
- 超音波検査
- 感染症スクリーニング
- 妊娠糖尿病検査
◆ NIPTとはどのような検査?

NIPTは母体の血液を用いて胎児の染色体異常の可能性を調べる出生前検査です。主に以下を対象とします。
- 21トリソミー(ダウン症候群)
- 18トリソミー
- 13トリソミー
妊娠経過の管理ではなく、胎児の遺伝学的情報を得ることが目的です(1)。
◆ なぜ妊婦健診とは別扱いなのか?
出生前検査は医学的だけでなく倫理的配慮が必要な検査とされています。出生前検査認証制度の解説でも、出生前検査については:
- 十分な説明
- 妊婦本人の意思決定支援
- 遺伝カウンセリング
- 検査後の心理的サポート
が重要とされています(1)。そのため、日本ではNIPTは通常の健診とは別の枠組みで提供されます(2)。
◆ 実際にNIPTを受ける流れ

■ 認証施設の場合
- 事前の遺伝カウンセリング
- 採血
- 結果説明(対面)
- 2~3回の通院が必要
多くの場合:
- 紹介状が必要
- 夫婦同伴が推奨
- 妊娠週数の条件あり
■ 非認証施設の場合
- 採血1回のみで完結することもある
- 一人で受検可能な場合が多い
- 結果はオンラインや郵送
<結果が出るまでの期間>
NIPTは高度な遺伝子解析を行うため、結果は即日ではありません。通常:約1〜2週間
<費用>
妊婦健診と異なります。妊婦健診は自治体の補助がありますが、NIPTは自費診療です。
- 認証施設:約15〜20万円
- 非認証施設:約10万円前後〜
◆ まとめ:NIPTは「妊婦健診の延長」ではない
NIPTは以下の点で妊婦健診と大きく異なります。
| 項目 | 妊婦健診 | NIPT |
|---|---|---|
| 目的 | 妊娠管理 | 染色体異常の評価 |
| 実施方法 | 定期的 | 任意 |
| 費用 | 補助あり | 自費 |
| 手続き | 通常診療 | 別予約 |
| 説明 | 簡易 | カウンセリング必須 |
NIPTはすべての妊婦が受ける必要のある検査ではありません。十分な情報を得た上で、ご本人とご家族が納得して選択することが重要です。
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※本記事は一般的な医学情報の提供を目的としており、個別の診断や判断は医療機関でご相談ください。
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よくある質問(FAQ)
Q. NIPTは妊婦健診の一環として受けられますか?
いいえ、NIPTは通常の妊婦健診とは別に受ける必要があります。NIPTは目的・手続き・費用のすべてが異なる独立した検査で、別予約が必要です。
Q. NIPTと妊婦健診の費用はどう違いますか?
妊婦健診は自治体の補助がありますが、NIPTは自費診療です。認証施設では約15〜20万円、非認証施設では約10万円前後からとなります。
Q. NIPTの結果はいつわかりますか?
NIPTは高度な遺伝子解析を行うため、結果は即日ではありません。通常は約1〜2週間で結果が出ます。
Q. 認証施設と非認証施設の違いは何ですか?
認証施設では事前の遺伝カウンセリング、採血、対面での結果説明があり、2〜3回の通院が必要です。非認証施設では採血1回のみで完結することもあり、結果はオンラインや郵送で受け取れます。
参考文献
(1) 一緒に考えよう、お腹の赤ちゃんの検査『出生前検査認証制度等運営委員会、2024年』
(2) 設置の経緯『出生前検査認証制度等運営委員会、2024年』
監修者情報
医学博士・医師
広重 佑(ひろしげ たすく)
医学博士、日本泌尿器科学会専門医・指導医、がん治療学会認定医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定産業医、日本抗菌化学療法学会認定医、性感染症学会認定医、Certificate of da Vinci system Training As a Console Surgeonほか
2010年に鹿児島大学医学部を卒業後、泌尿器科医として豊富な臨床経験を持つ。また、臨床業務以外にも学会発表や論文作成、研究費取得など学術活動にも精力的に取り組んでいる。泌尿器科専門医・指導医をはじめ、がん治療、抗加齢医学、感染症治療など幅広い分野で専門資格を取得。これまで培った豊富な医学知識と技術を活かして、患者様一人ひとりに寄り添った医療を提供している。
