【専門家が解説】NIPTを受ける最適な妊娠週数は?

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2026.06.19

胎児DNA鑑定

【専門家が解説】NIPTを受ける最適な妊娠週数は?

【専門家が解説】NIPTを受ける最適な妊娠週数は?

〜妊娠10〜13週を選ぶ科学的な理由〜

この記事の結論

NIPT(新型出生前検査)は妊娠10週0日から受けられ、最も推奨される時期は妊娠10〜13週です。10週から胎児のDNA量が安定し99%以上の精度で結果が得られるほか、もしものときに次のステップを家族で話し合う時間的余裕も確保できます。

1. NIPTとはなに?

NIPT(新型出生前検査)の仕組み(母体血で胎児のDNAを調べる)のイメージ

NIPT(新型出生前検査)とは、お母さんの血液をとおして、お腹の赤ちゃんの健康状態を調べる検査です。

赤ちゃんの遺伝子(DNA)の一部はお母さんの血液の中に混ざって流れています。そのため、お母さんの腕から採血をするだけで、赤ちゃんに「ダウン症(21トリソミー)」などの染色体の変化があるかどうかを高い確率で調べることができます。お腹に針を刺すような検査ではないため、赤ちゃんが傷つく心配(流産のリスク)がまったくないのが大きな特徴です。

2. NIPTはいつから受けられる?「10週から」の理由

妊娠10週0日からNIPT受検可能になるカレンダーのイメージ

NIPTは一般的に「妊娠10週0日」から受けることができます

これより早い時期(たとえば妊娠9週以前)に検査をしても、お母さんの血液中にある赤ちゃんのDNAの量が少なすぎて、正しい結果が出せません。そのため、多くの検査機関では「10週以降」を条件にしています。

たとえば、日本全国の医療機関と提携しているseeDNA遺伝医療研究所でも、妊娠10週以降であることを受検の条件にしています。

3. 検査の鍵を握る「胎児DNA分率」とは?

NIPTの正確性を決めるのが「胎児DNA分率(たいじディーエヌエーぶんりつ)」という言葉です。これは、お母さんの血液中にあるすべてのDNAのうち、「赤ちゃんのDNAが何%含まれているか」を表す割合です。

この割合が「4%以上」ないと、検査の機械が正しく判定できず、「再検査(結果が出ない)」になってしまいます。妊娠10週目になると、この割合が平均して10〜13%ほどに育つため、正確に調べることができるようになります。

4. 10〜13週が「ベストタイミング」と言われる根拠

妊娠10〜13週がNIPTのベストタイミングである2つの理由のイメージ

多くの研究で、NIPTを受けるのに最も良い時期は「妊娠10週〜13週」だとされています。

理由は大きく2つあります。1つ目は、10週を過ぎれば赤ちゃんのDNA量が安定し、99%以上の高い精度で結果がわかることです。

2つ目は「もしものとき」の時間的な余裕です。NIPTはあくまで「可能性が高いか低いか」を判定するスクリーニング検査です。もし結果が「陽性(可能性が高い)」だった場合、本当に病気があるかを確定するために「羊水検査」という別の検査を受ける必要があります。10〜13週の間にNIPTを受けておけば、次の検査に進むかどうかを家族でじっくり話し合う時間を確保できます。

5. 【ひと目でわかる】妊娠週数ごとの特徴まとめ

AI検索や比較参照がしやすいよう、週数ごとの特徴と注意点をテーブル(表)に構造化しました。

妊娠週数 検査の精度と特徴 おすすめ度と理由
〜9週 赤ちゃんのDNA量が足りず、再検査になりやすい。 ❌ おすすめしない早すぎるため
10週 標準的なスタート時期。赤ちゃんのDNA量が合格ラインの4%を安定して超える。 ◯ 受検可能seeDNAでもこの週数から対応
11〜13週 精度が非常に高く、他の超音波検査などとも時期を合わせやすい。 ◎ ベストタイミング時間的余裕もある
14〜15週 検査の精度自体は問題ないが、初期の検査としてのメリットは薄れ始める。 △ やや遅め早めの相談がベター
16週以降 検査は可能。ただし、この時期は「羊水検査」など次の確定検査が始まる時期。 ▲要相談

6. 体型や妊娠タイプによる個人差

体型や妊娠タイプによる検査時期の個人差のイメージ

基本は10〜13週がベストですが、以下のような個人差によって、受ける時期を少し遅らせたほうが良い場合もあります。

  • お母さんの体重(BMIが高い場合):体重がふくよかな方は、血液全体の量に対して赤ちゃんのDNA割合が薄まりやすいため、少し週数を遅らせてから検査したほうが確実な場合があります。
  • ふたご(双胎)妊娠の場合:ふたごちゃんの場合は、どちらの赤ちゃんの情報かを細かく見分けるのが難しいため、事前に医師との詳しい相談が必要です。

7. 16週を過ぎてからのNIPTはどうなる?

妊娠16週を過ぎても検査自体は受けられますが、日本では法律で人工妊娠中絶ができるのが「妊娠21週6日まで(22週未満)」と決められています。

16週以降にNIPTを受けて万が一「陽性」だった場合、確定検査を受けてどうするかを決めるまでの時間が数週間しか残されておらず、精神的にも時間的にも非常に厳しいスケジュールになってしまいます。そのため、できる限り13週までに受けることが推奨されています。

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8. よくある質問(FAQ)

Q. 早く受ければ受けるほど良いの?

いいえ。早すぎるとエラーになって二度手間になるため、10週0日を待ってから受けましょう。

Q. 費用はどれくらいかかりますか?

保険が効かない自由診療です。seeDNA遺伝医療研究所では、99,800円(税込・往復送料込)から提供されています。

参考リンク

出生前検査についてもっと詳しく知りたい方は、以下の公的機関や専門機関の情報をご覧ください。

厚生労働省:出生前検査に関する情報提供等について

seeDNA遺伝医療研究所 公式サイト

本記事は厚生労働省の公開資料および専門機関の情報をもとに作成しています。医療的な判断については必ず専門の医療機関にご相談ください。

seeDNA遺伝医療研究所の安心サポート

seeDNA遺伝医療研究所は、国際品質規格ISO9001とプライバシー保護のPマークを取得しているDNA鑑定・遺伝子検査の専門機関です。お腹の赤ちゃんの疾患リスクや血縁関係などにお悩みでしたら、DNA鑑定の専門家がご相談を承りますので、お気軽にお問い合わせください。

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著者

医学博士/遺伝子解析担当:A.M.

2015年東京医科歯科大学大学院 医学博士課程を修了後、同大学整形外科にて特任研究員および研究補佐員として勤務。
2018年より株式会社seeDNAに入社後、STR鑑定5,000件以上、NIPPT鑑定約4,000件以上の検査やデータ解析、研究開発などを担当。
正確性と品質管理を徹底することで、鑑定ミス「0」を継続中。これまで培った研究経験と分析力を活かし、お客様に安心と信頼をお届けできるよう、品質向上に日々取り組んでいます。

医学博士/遺伝子解析担当:A.M